酒と音楽、そして作業療法の話

主に作業療法、時折音楽や子育てのことを、酒を飲んだりしながら書いていきます。

【人間作業モデル】どんな理論?

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 この記事では人間作業モデルとはどういうものなのか簡単にまとめています。何個か記事にしていこうかと思います。

 

 これは3年以上前にまとめたものみたいなので、また少し修正を加えつつ記事にしようかと思います。なんか、呑んだ後に書いてたようですね…。

 

 要点:人間作業モデルは作業に焦点を当てた実践を支援し、作業適応障害を改善するための理論

  なんで人間作業モデルについて学ぼうと思ったのか…きっかけを忘れてしまいましたが、作業療法が何か悩んだ頃に出会ったような気がします。まだ、人間作業モデルという名前だけしか知らなかったのに、病院の先輩には「自分は人間作業モデルをやりたいです!」とか調子のって話してました。目立ちたがりだったので人と違うことをやりたかったのでしょう。

 ちなみに人間作業モデルは「A Model of Human Occupation」を略してMOHO(モホ)と呼ばれます。

 

 

人間作業モデルは何を提供するか?

・作業に焦点を当てた実践を支援
・CLのニーズに優先順位をつけるよう援助
・CL中心のアプローチを提供
・治療目的を作り出す協力な基礎を提供
・介入の正当性を提供
 
 してくれるモデルだそうです。

 

 作業に焦点を当てた実践(OFP)、もしくは、作業に基づく実践(OBP)をするためにに知っていると、やりやすいということです。

 私は一番初めに出会った作業に基づいた介入のモデル(?)はCMOPでした。CMOPにはどちらかといえばOTマインドを教えてもらい、MOHOには、具体的な介入・作業の評価を教えてもらったような気がします。

 

作業の分類

人間作業モデルでの作業は

 

・遊び  ・仕事  ・日常生活活動

 

 になります。

 

 遊びを通して、成長し、遊びは徐々に仕事に移行し、老いてくるとまた遊びの割合が増えてくる…。人間は作業を通して成長していきます。

 
 

人間作業モデルの歴史

 マリーライリーがキールホフナーに、ライリーの提唱した作業行動理論を実践するための理論を作るように指導したのが人間作業モデルを作るきっかけとなったようです。ちなみに作業行動理論は私もよくわかりません(爆)(「作業療法実践のための6つの理論」という本に少し書いてあります。) 作業行動理論はものすごくざっくりいうと作業役割が人の成長や健康、有能感等にどのように影響するかということを表した理論です。キールホフナーはライリーの秘蔵子(?)だったようでが…ちょっと軋轢はあったようですね。人間作業モデルは作業行動理論の実践モデルとして、誕生しました。1980年にAJOT(アメリカの作業療法の機関誌)に載ったのが最初のようです。
 

 「人間は自己の精神と意志に活気づけられた両手の使用を通して自らの精神状態に影響を及ぼすことができる」はライリーが講演で話した言葉ですが、この仮説は非常に有名な仮説ですね。上肢を治せとかそういう話ではなくて、個々人は手を使って、想像的に自分の居心地を良くできる、自分の生活を良くできるかということみたいですね。このような理論を背景に、実践するために人間作業モデルは作られたようです。

 

 
人間作業モデルを学ぶとどうなるか?

 

 作業機能障害を解決するにはとても大きな力を発揮すると思っています。作業機能障害は、簡単に言えば、意味がある作業に従事できないや、忙しすぎる、暇すぎるなどの作業の問題です。

 

  逆に言えば、身体機能の障害があったりしたりしても作業に問題がない人に使ってもしょうがないということですね。まあ、この辛い社会に、作業的に問題がない方はあまりいないような気がしますが…。

   

  現在は作業機能障害という言葉は海外では使われていないようですが、作業行動学会の研修では作業機能障害という言い方をしています。本では作業適応障害となっています。

 

人間作業モデルでは何に焦点を当てるのか?

 

まずはMOHOが何に焦点を当てているのかが分からなければいけないですかね。

・作業がどのように動機づけられ、日常生活のパターンへと組み立てられ、環境のなかでどのように遂行されるか。
・作業場の問題を作り出す要因に直面した時に何が起こるか。
・作業療法は、意味と満足とをもたらし、そして、身体的・感情的に良好な状態を支援する作業に人々をどう就かせるか。
 

 ちなみに、CMOPが「作業の可能化」で、MOHOは「作業への動機づけ」だと聞いたことがあります。

で、何になるかといえば…何にもなりません(爆)。手技のように、即時に問題を解決できたりしないですし、なんか対して大きくは変わらない…非常に地味です。思考(リーズニング)を支援するという意味合いが強いように感じます。

 

 

 

 

 この記事ではこのあたりにしておこうかと思います!また少しずつ足していこうかと思います。

 なお、知識の整理も兼ねているので間違えてる場所などは、コメントで突っ込んでくださるとありがたいです。
 

 

 それではまた!