平積みになっていて、本屋でふと目に入った本。買いはしなかったのだけれど、Kindle Unlmitedで読み放題の対象になっていたので、さっと読んでみた。
難しい数字の話はなく、それこそ、そのレベルで起業というのかといったようなことが書いてある。が、それは私の考え方が固いからだと思う。店舗を先に借りてしまって、とにかく店を開けば、どうにかなるような感じだという。
そもそも、この筆者のえらいてんちょうさんのような「働きたくない」「働くのに向いていない」ような人々の生き方は以前から一部で注目を集めている。私が、最初そのような人を認識したのはphaさんという京大卒だけど定職は持たずに、シェアハウスを運営してそこで様々な人と暮らしている方の特集をテレビで見たあたりからだ。
元々、私自身、あまり競争的な生き方は得意ではない。やることなすこと自信があまりないので…。そんな中で、最低限の収入を得つつ、暮らしていく、自分がやりたいと思ったことをやるという働き方はとてもまぶしく見えた。
なんとなく、この界隈の人々には人と人とのつながりで生きているような、温かさのようなものもなんとなく感じる。この本の中にも、人とのつながりを感じる。店を開けとけば誰かしら来るから、いろんなことをしてもらったり、してあげたり、そういうことをしているうちに、店としてまわるようになるといったことである。まあ、私なんかからしたら、上手くいくんかいとちょっと思ってしまうが、皆が同じやり方で成功するとは限らないのだから当たり前か…。
今は誰かに雇われるという選択をする人が大半だと思う。でも、雇われない、上手く会社になじめない人はレールを外れて、しんどくなるっていうのはどうにかならないかと、なんとなく、私の作業療法士という仕事上思うことも多い。仕事のストレスで、精神的な病気を発症される方も多いので…。私的には、この「働くのに向いていない」人達の生き方はヒントがあるんじゃないかなといつも思っています。
では、また!